長寿の秘訣は腸内細菌!ビフィズス菌を増やすと長生きする理由

長寿の秘訣は腸内細菌!ビフィズス菌を増やすと長生きする理由

日本は平均寿命世界一のご長寿大国ですが、その秘密はなんと腸内細菌にあったんです。ここでは、長生きできる腸内環境を作る食べ物とその方法、腸内環境が良いと長生きできる理由について、わかりやすく紹介したいと思います。

善玉菌が増えると長生き出来る!?腸内細菌と長寿の関連を調査してみました

平均寿命が世界トップの日本ですが、どうしてそんなに日本人は長生きなのでしょうか。実は、理由のひとつに腸内細菌が豊かという事があるんですね。

ここでは、長生きな日本人の腸内細菌はどうなっているのか、元気と長寿のためには腸内細菌をどうケアしたら良いのか、長寿と腸内細菌の関係について紹介したいと思います。

日本人は長生きを生む腸内細菌を豊富に持っている

早稲田大学理工学術院先進理工学研究科の服部教授を中心とする研究グループは、日本を含む12カ国の人たちの腸内細菌を調べ、日本人の腸内細菌の特徴を解明しました。

その結果、日本人の腸にはビフィズス菌が多く、腸の状態も良い事がわかったんですね。

ヨーグルトなどで有名なビフィズス菌ですが、これは人間の健康に良い菌、つまり善玉菌に分類させる菌です。このビフィズス菌が、日本人の長寿を支えていると考えられるんですね。

ビフィズス菌たっぷりの腸を持つ人は病気に強い

普通の乳酸菌はエネルギーを取り込んで乳酸を作り、その酸で腸の悪い菌の増殖を抑えてくれます。比べて、ビフィズス菌はもっと強力な酢酸を生み出し、腸内の悪玉菌をギュッとこらしめるんですね。

ビフィズス菌が強烈に悪い菌を抑える事で良い菌が増えやすくなり、その影響で腸がよく働くようになります。そうなると便通や消化吸収が良くなる、つまり腸内環境が整った状態になるんですね。

ちなみに、腸は外から食べ物を受け入れる臓器なので、一緒に毒やウィルスもどんどん入ってきます。そんな最前線で毒素から体を守るのが、腸の免疫細胞です。

腸内環境が整うと免疫細胞も元気に働くようになるので、風邪やインフルエンザ、花粉症、胃腸の病気などにかかりにくくなるんですね。実はこれが、長寿の理由なんですよ。

善玉菌が免疫機能のバランスを整えるから長生きに

高齢になってからの病気は風邪ひとつでも大事件です。若い頃はすぐ治る病気でも、高齢者だと重症化して亡くなる人も多いんですね。

例えば、肺炎が良い例です。体力のある若い人なら亡くなる事は珍しいですが、70代、80代と年齢を重ねると、肺炎は死因の上位に食い込む危険な病気に変わるんですね。

そういった意味でも、腸内のビフィズス菌を増やし、風邪や肺炎を寄せ付けない免疫力をつけるのが長寿の鉄則と言えます。

参考:2016年 早稲田大学理工学術院先進理工学研究科・The gut microbiome of healthy Japanese and its microbial and functional uniqueness

ビフィズス菌を増やして長寿を目指す3つの方法

では、病気にならないために腸内のビフィズス菌を増やすには、一体どうしたら良いのでしょうか。簡単にできる方法を3つ紹介しますので、参考にして下さいね。

  • 食物繊維やオリゴ糖で腸内の善玉菌を元気付ける
  • 甘酒やキムチでビフィズス菌をどんどん増やす
  • 乳酸菌サプリやヨーグルトの力で腸を元気に

大好物の食物繊維を食べさせてビフィズス菌を増やす

まず、腸内のビフィズス菌を増やすには、食物繊維とオリゴ糖を積極的にとる事が重要です。私たちの腸にはもともとビフィズス菌が住み着いていますが、彼らは食物繊維やオリゴ糖を食べて増えるんですね。

食物繊維にも2種類あり、特にビフィズス菌が好むのが水溶性食物繊維です。水を含んでヌルヌルプルプルになる性質があるので、便を柔らかく滑りよくして出やすくするメリットもありますよ。

水溶性食物繊維が豊富な食べ物は、キノコ、おくら、わらびなどの山菜、めかぶ、ひじき、ごぼうなどがオススメです。

驚く事に、和食の食材は水溶性食物繊維が多いんですね。日本人が世界最長寿なのも納得です。

お砂糖をオリゴ糖に切り替えて腸の善玉菌を元気に

オリゴ糖もビフィズス菌をはじめ善玉菌の大好物なので、お砂糖の代わりに使うだけでも腸内環境が整うのでオススメですよ。スーパーのお砂糖コーナーに置いてあるので、ぜひ使ってみて下さいね。

ただ、2〜3時間も加熱するような煮込み料理にオリゴ糖を使うと、成分が分解されて別の物質になってしまいます。できればそのままヨーグルトなどにかけたり、加熱する時間が短いお料理に使うのが良いですね。

麹菌や発酵食品を食べて腸のビフィズス菌を増やそう

あと、麹菌を使った食品を食べるのも有効です。日本獣医畜産大学の指導のもと、キッコーマンが行った実験によると、米ぬか麹がビフィズス菌を増やす事がわかったんですね。

実験で使ったのは栄養豊富な米ぬか麹ですが、もちろん米麹でもビフィズス菌を増やすのに有効です。調味料として塩麹やしょうゆ麹を使ったり、意外なところで甘酒も米麹から作られているのでオススメですよ。

甘酒は、代謝を順調にするアミノ酸やビタミンも豊富なのでエネルギーが湧いてきますし、食物酵素豊富なので食べたものの消化を助ける作用もあります。

高齢になると消化や代謝する力が落ちていくので、それを補う甘酒はまさに長寿ドリンクと言えますね。

参考:2009年キッコーマン株式会社・米糠麹中のビフィズス菌増殖促進物質

乳酸菌サプリや乳製品で善玉菌を手軽に増やす方法も

米麹とセットで食べたいのが、乳酸菌豊富なザワークラウトやキムチなどの発酵食品です。ヨーグルトやチーズなどの乳製品も乳酸菌たっぷりで良いですね。

乳酸菌は外から摂取しても腸内環境を整える作用があるので、毎日の食事に取り入れると良いでしょう。

中でも、乳酸菌を錠剤にしたサプリメントは1番楽チンに乳酸菌が摂取できますし、1日分のコストも安いので最もオススメです。ぜひ、乳酸菌サプリも毎日の習慣にしたいですね。

ちなみに、ヨーグルトにもビフィズス菌がよく配合されていますが、本来ビフィズス菌は胃酸や熱で死んでしまうデリケートな菌です。

できれば生きたまま腸に届けたほうが良いので、カプセルに守られた乳酸菌サプリで摂取したほうが良いんですね。ただ、死んでしまった乳酸菌やビフィズス菌も、実はとても役に立つんです。

どんな形で届いても乳酸菌は役に立ってくれる

人間の腸の仕組みとして、免疫機能から「住んでも良いよ」と許可をもらった菌しか住めないという不思議なルールがあります。つまり、食べた菌類は通り過ぎて便になり、1日ほどで出て行ってしまうんですね。

ただし、そのたった1日間で生きた乳酸菌は悪玉菌の増殖を抑え、死んでしまった乳酸菌も腸にいるビフィズス菌の餌になって腸内環境を整えるんです。

どんな形であれ乳酸菌を毎日摂取すれば、お腹のビフィズス菌にご飯や味方を送り込めるという事ですね。どんどん乳酸菌を摂取して、ビフィズス菌を増やしてあげましょう。

腸のビフィズス菌を増やして健康なご長寿を目指そう

ここまでのお話をまとめると、長生きするには病気をしない事が大事、そのためには免疫機能を整えたい、だから免疫を整えてくれるビフィズス菌を増やせば長生きに繋がる!という事ですね。

水溶性食物繊維や米麹、乳酸菌サプリ、オリゴ糖などをしっかり摂取してビフィズス菌を増やし、最高の腸内環境を作り上げるのが長寿のコツです。

ビフィズス菌は生まれた時から人間の腸に住んでいる守り神のような菌ですが、年齢とともに減っていってしまう性質も持っています。

なので、思い立ったらすぐにでも、年齢に関係なくビフィズス菌を増やす生活を始めるのがベストですね。腸内のビフィズス菌を増やし、病気を寄せ付けない元気な70代、80代を目指しましょう。

 

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