妊娠時期別の葉酸の適切な摂取量

通常期・妊娠初期・妊娠後期の葉酸の適切な摂取量

妊娠時期別の葉酸の適切な摂取量のイメージ
葉酸の摂取量の目安は「通常期」「妊娠初期」「妊娠後期」で大きく異なります。必要量を正しく摂取できるように葉酸摂取量をきちんと確認しておきましょう。特に胎児の発育に大きく影響する妊娠初期は要注意!

通常期、妊娠初期、妊娠後期、それぞれの時期ごとの適切な葉酸の摂取量について

通常の成人男女が必要と言われている葉酸量は240μg。その中で、日本人は必要摂取量をきちんと摂取できているのでしょうか?

国民健康・栄養調査の中で男子も女子も必要推奨量を満たしていることになっていますが、現状はどうなのでしょうか

ここでは、妊婦さん、授乳中のママ、妊活中女子、妊活中男子の大きく4つのタイプに分けて、必要な摂取量を解説していきます。

平成25年の国民健康・栄養調査の結果

  • 男性の平均摂取量は289μg/日
  • 女性の平均は271μg/日

となっており、男子も女子も必要推奨量を満たしていることになります。

しかし、葉酸は人により必要摂取量が違うのです。

妊娠中の人や動脈硬化でお悩みの人、などなど、、

例えば同じ400μgの葉酸を摂取したとしても、十分量が摂取出来る人と不足してしまう人がいるのですね。

妊婦さんに必要な葉酸の摂取量は?

妊婦さんと言っても、3つの時期で必要な葉酸の摂取量は異なります。

  • 妊娠初期(妊娠0週〜11週)
  • 中期(妊娠16週〜27週)
  • 後期(妊娠28週〜43週)

特に妊娠初期は、より多くの葉酸が必要な時期。 神経管閉鎖障害などの、様々なリスクを緩和させるために最も重要な時期なのです。

妊娠中期、及び後期

妊娠中期と後期は480μgが必要量となります。

葉酸サプリを見比べていると、「必要摂取量400μg配合」と記載されている製品が多いですが、400μgが配合されているサプリで十分事足りる量だと言えるでしょう。

妊娠初期

これは勘違いをされやすいポイントなのですが、妊娠初期は妊娠中期や後期の様に妊娠初期はサプリで葉酸を補っただけでは足りません。

厚生労働省が推奨している妊娠初期の葉酸摂取量は、

葉酸サプリにおける「400μg」の摂取に加え、冒頭で説明した通常の食事による食事性葉酸の「240μg」を加えたもの。

この量を、毎日食品だけで補うのは至難の技。だからこそ、厚生労働省も葉酸サプリの摂取を推奨しているのですね(^^)

※参考元 神経管閉鎖障害の発症リスク低減についての厚生労働省報道発表資料

授乳中のママも葉酸が必要!

出産後も葉酸は大事。これって意外と知られていない大切なことなんです。

  • 赤ちゃんの成長
  • 母乳の分泌の促し
  • 母体のケア

こんな風に、ママと赤ちゃん双方にとってもすごく大切な栄養素。 授乳期に必要とされている葉酸摂取量は340μgです

赤ちゃんの成長のためにも葉酸は大切

ママが葉酸を摂取することで母乳にも葉酸が含まれます。葉酸がたっぷり含まれた母乳摂取の最大の利点は、「細胞分裂の促進」。

赤ちゃんの体内では大人と比べるととても盛んな細胞分裂が行われています。だからこそ、細胞分裂を促す葉酸が含まれた母乳の摂取は、赤ちゃんの発育にとってすごく大切なことなのです。

ママの体のために大切

ママの体内では日夜大量の母乳が生成され、赤ちゃんの栄養となっていきます。体そのものも、とてもデリケートで弱っている時期。だからこそ貧血にもなりやすく、体調を崩しやすい時期でもあります。

しかし「造血ビタミン」である葉酸は、悪性貧血や倦怠感などへのプラスの作用が認められています。

産後の肥立ちをより良くするためにも、葉酸は有効であることを覚えておきましょう(^^)/

実は一番必要!妊活中女子こそ葉酸

「葉酸は赤ちゃんがお腹にできたら摂取する・・」そんなイメージが強いかもしれませんが、実は妊娠前から飲むのが理想的なのです。

その理由はこの二つ!

  • 妊娠しやすい体になる
  • 赤ちゃんへのリスク低減のため

妊娠初期同様に、葉酸サプリ「400μg」の摂取と、食事による食事性葉酸の「240μg」を加えた量の摂取が推奨されています。

妊娠しやすくなるために!

葉酸には「精子が着床しやすくなる」作用や、「妊娠力」が上がる作用が認められています。 高齢出産や不妊症などでお悩みの方も多く取り入れている方法が、葉酸サプリの摂取。

子宮内膜が強化され、流産がしにくい環境になりつつ、着床が成功しやすい健康な子宮へと導きます。

赤ちゃんのリスク低減のためには妊娠1ヶ月以上前から摂取すべき

神経管閉鎖障害は神経管の形成段階で起こる奇形。葉酸の摂取で細胞分裂を正常な状態に促してあげれば未然に防ぐことも十分可能なのです。

ただ、神経管の形成は妊娠2ヶ月の前半までにはほぼ終了しています。 だからこそ、妊娠に気づいた時には既に手遅れになっているケースがとても多いのです。

祈るだけは終わり!妊活中男子ができること

妊娠前からの葉酸摂取が望ましいのは女子だけではありません!男子だって妊娠前から一緒に葉酸を飲むべきなのです。

女子が妊娠前から葉酸を摂取すると、妊娠しやすく流産がしにくい体内に導かれるのは先の説明通りなのですが、男子が葉酸を摂取することで精子の状態が良質になるという結果が報告されています。

カップルで仲良く葉酸を摂取することがカギと言えるでしょう(^^)

葉酸を賢く摂取するために

最も葉酸が必要な時期は、妊娠計画時期と妊娠初期! 特に妊娠前からの摂取が大切

妊娠計画中240μg+合成葉酸400μg
妊娠中期・後期480μg
授乳期340μg

赤ちゃんが欲しいと思っている方は、ぜひ早い段階で葉酸の摂取を検討しましょう。

冒頭で触れたように、葉酸はその時期によって適切な摂取量が大きく変わります。飲み始める時期と量をきちんと把握して、恩恵をたっぷりと頂いてしまいましょう。

 
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