乳酸菌は肌荒れやニキビ対策にも効果的

乳酸菌は肌荒れやニキビ対策に効果的って本当?

乳酸菌は肌荒れやニキビ対策にも効果的のイメージ
肌荒れやニキビは、腸内環境の乱れも一つの原因って知ってましたか?美肌の基本は腸をきれいにすることから始まります。ここでは乳酸菌と美肌の関係に加え、乳酸菌コスメのしっとり美肌効果や自宅で手軽にできるヨーグルト乳酸菌パックの方法も紹介します。

乳酸菌で肌荒れやニキビの対策ができる!?腸内細菌が美肌を作る仕組みとは?

すぐ肌荒れしてしまう敏感肌や、プチプチ赤くなってしまうニキビ、どうにかしたいですよね。外からするスキンケアも大切ですが、実は肌荒れが起きる原因が体の中にもあったんです。そのカギを握るのは腸内細菌のバランスでした。

乾燥・刺激・免疫の不調がニキビや肌荒れの原因に

赤くなったり腫れたりニキビになったり辛い敏感肌、病気や肌質などが原因な場合もありますが、肌荒れの原因は大きく分けて3つ「乾燥・刺激・免疫の不調」が多いとされているんです。

肌が潤っていれば角質層(肌の外側の層ですね)は水分豊かにぎゅっと詰まった状態になります。さらに皮脂の膜で潤いを守り、刺激や異物を肌の奥まで入れさせないようになっています。この潤いと皮脂の力を肌のバリア機能と呼びます。

しかし肌が乾燥するとこのバリア機能は失われ、カラカラに乾き隙ができた角質層に外部刺激が侵入、肌荒れを起こしてしまうことがあります。

外部刺激をやっつける機能である免疫が正常なら、万が一外部刺激であるウィルスなどが入り込んでも取り除かれますが、免疫が弱ければそのまま菌に負けて皮膚炎になって荒れやニキビなどになります。

さらに免疫の調子が悪く過剰に反応すると、本来無害な花粉やホコリにも外部刺激として反応し肌が荒れてしまいます。この過剰反応の流れはアレルギーやアトピー性皮膚炎、敏感肌に共通するものです。

肌が荒れるというのはつまり炎症を起こすということです。そうなると炎症で傷ついた肌を蘇らせようと、肌はターンオーバーの速度を速めて次々肌を生まれ変わらせます。

そうなると代謝された皮膚が粉をふくように顔に浮かび、それと皮脂が混じり合って毛穴に詰まることでニキビになってしまうんです。つまり肌荒れとニキビは非常に近いところにあるので、この3つの原因を取り除けばニキビにも有効と言えるでしょう。

3つの原因のうち、乾燥や刺激の部分は油分・潤いを補給するスキンケアである程度解決できますが、免疫の調子はどう整えていいのかが難しい問題です。ただ、近年腸内細菌のバランスと免疫が深く関わっている事がわかったんです。

腸内環境が整えば免疫も整う?肌荒れ・ニキビが改善する可能性

腸にはたくさんの細菌がひしめき合っています。健康なひとの腸は善玉菌・悪玉菌・日和見菌が絶妙なバランスで暮らしている状態なんですね。

善玉菌が増えると日和見菌は善玉菌の味方になりますが、悪玉菌が強くなればそちらの味方になってしまうというやっかいな性質を持っています。

悪玉菌が優位になってしまうと菌の出す毒素で便秘や腸の病気を引き起こし、便秘で体に毒素がまわるとニキビや肌れの原因になると言われていたため、腸内の細菌バランスは以前から善玉菌優位にしたほうが良いとされてきました。

しかしさらに2014年国立研究開発法人理化学研究所が「腸内細菌叢と免疫系との間に新たな双方向制御機構を発見」という発表を行いました。

ちょっと難しい表現ですが、腸内細菌叢は腸内細菌の群れのこと、双方向制御機構とは「お互いに調整しあっている」という意味ですね。つまり腸内細菌と免疫は繋がっているという事です。

腸は外から食べ物や細菌が入ってくる「毒やウィルスと戦う最前線」な場所です。全身の免疫細胞の6割が腸に集中しているのもこのためなんですね。外から入り込んだ菌は追い出すけど、もともと腸にいる細菌はそのままにしておく、という腸管免疫システムが体を守っているんですね。

この腸管免疫を左右するのが腸内の細菌バランス、つまりは腸内環境なんです。

乳酸菌を取り入れて美肌を目指そう!

「腸内環境のバランスを整えると肌が荒れにくくなるのはわかった!でもどうやってやるの?」そう思われるかも知れません。

実はさきほども触れた国立研究開発法人理化学研究所の発表には、実際どのような実験をしたのかも書かれています。

腸内細菌のバランスが整ったマウスの糞を普通のマウスに与えると腸内の細菌バランスが変わり、ウィルスなどと戦いアレルギー反応などを抑制すると考えられるIgA抗体の値が増えることが確認されました。つまり糞(細菌)を食べて免疫の力が向上したんですね。

糞を食べて腸内環境が整ったということは、外から菌を入れても腸内細菌のバランスに変化が現れるという事なんです。

「でもいい菌をもらって美肌になるってわかってても、糞を食べるなんてイヤ!!ありえない!!」そうですね。医療行為として人糞を使い腸内細菌を操作する研究もされていますが、かなり抵抗がありますよね。でも人間にはおいしく良い菌を体に取り込む方法もあるんです。

乳酸菌サプリメントやヨーグルトなどの宣伝でよく聞く「生きて腸に届く乳酸菌!」というコピーはこのマウスの実験と近い効果が得られるので、糞を食べなくても大丈夫なんです。

生きた菌を腸に届けて腸内細菌のバランスを整えることや商品をプロバイオティクスと呼び、近年注目されているんですよ。

乳酸菌はどうやって取り入れる?オススメの食べ物・飲み物

  • ヨーグルトなどの発酵食品
  • 乳酸菌サプリメント
  • 整腸剤
  • 乳酸菌飲料
  • 乳酸菌入りのお菓子

身近な乳酸菌のプロバイオティクスはいろいろありますが、やはりヨーグルトですね。パッケージに「生きて届く」と書いてあるものを選ぶといいでしょう。

さらに手軽なのが乳酸菌をカプセルや錠剤にしたサプリメントや整腸剤です。ヨーグルトの賞味期限を気にしながら冷蔵庫に保管するよりも、ちょこっと毎日いつでも飲める錠剤はうれしいですね。

あと乳酸菌飲料もプロバイオティクス効果をうたったものが増えてきていますね。ただ、甘くておいしい分カロリーにも注意したいので、たまに飲むおやつとして錠剤やヨーグルトをメインにしたほうがいいかも知れません。

また、細菌では乳酸菌入りのお菓子も発売されていますね。プロバイオティクス効果をうたった乳酸菌ショコラや、乳酸菌を胞子の状態で配合することで腸まで届けるビスコなど、お菓子を選ぶときも乳酸菌を意識するといいかも知れませんね。ビスコはおなじみのお菓子なだけに驚きです。

こつこつ乳酸菌を取り入れ、腸内細菌のバランスを整えましょう!肌荒れやニキビの悩みが変わってくるかも知れません。

ステップアップ!いろんな乳酸菌を毎日取り入れてみよう

腸に生きたままの菌を取り入れるとなんだかそのまま腸に住み着くようなイメージがありますが、実はほとんどいずれ便になって排出されてしまうんです。実はマウスの実験のように糞を食べればある程度菌が定着するのですが、乳酸菌だけの摂取では定着は難しいのです。

ですが、腸にいる間はたしかに善玉菌として働いてくれるので、乳酸菌は毎日口にすることがオススメなんです。

そして、腸内細菌は善玉菌、悪玉菌のバランスだけでなく「どれだけたくさんの種類の菌がいるのか?」というのも良い腸内環境の基準になります。

まだ研究段階のようですが、腸内細菌のバリエーションが豊富なほうが免疫を活性化させ、肌荒れや病気に強くなるという説があるんです。

乳酸菌と一口にいってもたくさんの種類があり、商品ごとにほとんど違う菌を使っています。ヨーグルトやサプリメントやお菓子など、時々わざと違う種類に変えたり、いろんな種類のものをちょっとずつ取り入れるのもいいですね。

このように腸内で大活躍する乳酸菌ですが、さらに美肌に向けて注目される使い道があるんです。なんと、乳酸菌は肌をしっとり保つ保湿効果を持っているんです。

乳酸菌コスメとヨーグルトパックでしっとり美肌!

話を最初に戻しますが、肌の乾燥も肌荒れやニキビの原因になります。肌が乾くと肌のバリア機能は弱り、異物が入り込みやすくなります。さらに乾きをカバーしようと余分な皮脂が分泌されるようになるので、毛穴がつまりやすくニキビができやすくなってしまいます。

実は乳酸菌には保湿効果があり、化粧品に配合されていたり、ヨーグルトなどを肌に塗ってパックすることで肌をしっとり保ってくれるんですね。食べるほかにも乳酸菌を塗るスキンケアに注目なんです!

乳酸菌のしっとり感!ヨーグルトパックの材料と作り方

  1. ヨーグルト・小麦粉・はちみつを用意する
  2. 好きな硬さになる分量で材料を混ぜ合わせる
  3. 顔に塗って数分置いて洗い流す

材料はお好みの分量混ぜるだけ!自分の好きな硬さや使用感で作りましょう。小麦粉は無くてもいいですが、ぐっと扱いやすくなるので入れると便利です。

数分塗って置くとヨーグルトとはちみつの保湿効果でしっとりした肌になれますよ!肌のキメが整い、美白にも良いと言われています。さらに乳酸菌の保湿効果を使った化粧水や保湿化粧品も発売されています。

乳酸菌の発酵化粧水、手づくりは危険?

最近お米のとぎ汁を発酵させて作る手作りの乳酸菌発酵化粧水も流行していますが、乳酸菌コスメを使うなら市販品が良いでしょう。

市販されている乳酸菌コスメはヤクルトのリベシィやイキテルなどのラインが有名ですね。乳酸菌の保湿効果だけでなく、肌にハリを与える効果も引き出しているようです。口コミでも高い保湿効果をあげる人が多い印象ですね。

発酵化粧水を手づくりする場合消毒・滅菌や温度管理など徹底した衛生管理ができていれば安全なものが仕上がりますが、失敗すると黄色ブドウ球菌などの有害な菌が増えて非常に危険な場合があります。

黄色ブドウ球菌は肺炎や敗血症などの原因にもなりますし、ワキなどで嫌な臭いをさせる原因になったり、肌荒れや化膿の原因になる菌です。できれば市販品を使う、どうしても作りたいなら衛生管理を徹底しましょう。

まとめ:いい菌を取り入れて腸から美肌に!

ヨーグルトや乳酸菌サプリメントなど、善玉菌である乳酸菌を腸に生きたまま届ける事で腸内環境が整います。腸内細菌のバランスが整えば免疫の調子も整い、肌荒れ・ニキビ改善に役立つんですね。

腸内細菌はバリエーション豊富なほうがより免疫の調子が整うため、いろんな菌をいろんな方法で少しずつ、毎日取り入れるとより効果的なようです。

また、ヨーグルトパックの保湿効果など、化粧品としても乳酸菌は優秀なので美容にも取り入れていきたいですね。体の中から外から、乳酸菌の力で美肌を目指しましょう!

 
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