アトピー肌の対策に乳酸菌が注目されている

乳酸菌でアトピー肌が改善すると言われる理由

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最近テレビやネットで再び注目を集めている乳酸菌ですが、アトピー対策にも効果的ということをご存知でしたか?なぜアトピー性皮膚炎になってしまうのか、そして乳酸菌は本当にアトピー対策としておすすめなのかを検証してみました。

乳酸菌がアトピー肌の対策に効果的というのは本当なのか、科学的な目線からチェックしてみました

子供の頃からアトピーで困っている、もしくは最近急にアトピー体質になって困っているという方に、ぜひ知っておいてもらいたいことがあります。

そもそも、アトピーはどうしてなってしまうのでしょうか?アトピー性皮膚炎の原因はまだ解明されていないことが多いのですが、皮膚の角層部分のバリア機能が低下している個所に外からの刺激や雑菌(アレルゲン)が入り込んで炎症と強い痒みを引き起こし、掻いて更に悪化してしまうパターンが多いとされます。

経口アレルギーによって一時的にアトピーが発症したり、寝不足・ストレスによる免疫低下で突然アトピー体質になってしまう場合もあります。いずれも「治ったり再発したりを繰り返す、痒みの強い湿疹」であり、そのような症状を指してアトピーと呼んでいます。

アトピーに困っている人は、皮膚科などで処方されるステロイド剤が手放せないという方も多いですよね。ステロイド剤は良く効きますが、根本から治療してくれる薬ではないので治っても再発の可能性は残ってしまいます。大事なのは、薬で症状を緩和している間にアトピーを予防・改善するための身体づくりをする事です。

アトピーに有効だとして昔から注目されているものに「乳酸菌」があります。乳酸菌と言えば、代表的なのはヨーグルトなどの乳製品ですね。他にも味噌や醤油などの発酵食品にも広く利用されています。特に便秘解消に効果的として有名な乳酸菌ですが、アトピー改善にも働きかけてくれます。

どうして乳酸菌はアトピーに良いのでしょうか?

アトピー性皮膚炎を引き起こすアレルギーは、体内にもともと備わっている免疫機能が異常な反応を示した時に発症します。免疫細胞にはいくつかの種類があり、それぞれ様々な役割を持っていてウイルスなどが侵入すると攻撃して退治しようと働きます。

その際、次に同じものが侵入してきた時にすぐに攻撃できるように「抗体」というものを作るのですが、この抗体が過剰に作られ反応してしまう事でアレルギー反応を引き起こす原因となります。

アレルギーに関する免疫細胞は、アレルギー反応を促す働きを持つ「Th1細胞」とアレルギー反応を抑える働きを持つ「Th2細胞」があります。このふたつは通常バランスを保って存在しているのですが、ひとたびバランスが崩れてしまうとアレルギーが発症してしまうのです。

乳酸菌は抗体の過剰な働きを抑え、Th1細胞とTh2細胞のバランスを正常に戻す働きがあります。ただ全ての乳酸菌がこれらに効果的という訳ではないようです。現在アトピー改善に効果的だという実証結果が出ているのは「L-92乳酸菌」と「乳酸菌KW3110」です。

また、健康的なバランスを保つための腸内環境の改善も重要です。経口アレルギーは腸壁のバリア機能が弱っている場合に起こりやすく、腸内環境が悪く便秘気味だったりすると全身の代謝も低下する事になりますので、皮膚の状態も悪くなります。

ニキビなどの肌トラブル、もしくは乾燥肌で悩んでいるなら要注意です。肌の乾燥はバリア機能の低下のサインですので、アトピー性皮膚炎になりやすい肌環境が作られているという事になります。

ビオチン(ビタミンH)という皮膚病を予防する働きがある水溶性ビタミンがあるのですが、腸内環境が悪くなるとビオチンが不足します。ビオチンは皮膚のバリア機能を高めるだけでなく、抗炎症物質を作り、アレルギー症状を抑える働きがあります。

そのため、これが不足してしまうと逆にアレルギー症状が発症しやすくなります。ビオチンの働きを活発にして健康な肌を作るためにも、腸内環境を整える事が大事です。

腸内環境が悪い方は悪玉菌が多い状態ですので、善玉菌を増やすために乳酸菌を摂取します。乳酸菌は善玉菌そのものを作るのではなく、腸内を酸性にする事で悪玉菌の増殖を防ぎ、善玉菌が元気に動く環境を作る働きがあります。悪玉菌と善玉菌のどちらかが過剰に増えてしまう環境はいけませんので、乳酸菌は腸内バランスを正常に保つために必要な存在なのです。

アトピーに悩んでいる方は、L-92乳酸菌や乳酸菌KW3110が配合されたヨーグルトやサプリメントがオススメです。また、和食でお馴染みの発酵食品にも乳酸菌が豊富に含まれておりますので、普段から和食を心掛けてアトピーのない健康的な肌を手に入れましょう。

 
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